腰椎椎間板ヘルニア
年齢40代男性、ヘルニアで2週間苦しん
でいる。
国立病院で神経ブロックを行っているが
効果が無く手術の日取りを決める段階で
ある。
午後一番で、奥様が車で送って来られる。
症 状
状態は、第5腰椎と仙骨間の左ヘルニア
で左腰から足首まで激痛がある。
話を聞いてる最中に痛みだしたため、
ベッドに寝てもらうが七転八倒左手で
左足首を握り、痛みを堪えている。
施 術
取あえず痛みを止める処置をする。
[処置@] (指圧)
左座骨神経の足首までの激痛である。
まず神経の興奮を治める、左でん部
座骨神経を2~3分強めに押圧、
痛みが軽減したのを確認し干渉波を
第5腰椎から足首に強めにかける。
状態が落ち着いたのを、確認し施術を
進める。
[処置A] (マッサージ)
状態が落ち着いている処で、腰に負荷
を掛けている背筋の緊張を解く。
更に状態が落ち着いたためうつ伏せに
するが、また激痛が起こり七転八倒。
止む無く横向きに戻し、状態が落ち
着いた処で施術を進める。
[処置B] (鍼パルス通電・即刺即抜)
この横向き状態で、第5腰椎・仙骨椎間
左ヘルニア部位から座骨神経〜
浅腓骨神経の足首ラインに電気鍼を
強めに施し、直接痛みの症状を治める。
[処置C] (骨格調整)
脊椎矯正で椎間の圧迫を解く、
第5腰椎・仙骨左ヘルニア部位は、牽引
しながら角度を決め開く。
最初は指が入らなかった椎間が・・・
開いた〜!
これで、神経根症状は治まる筈である。
[処置D] (確認)
下肢伸展テストは左右垂直、左神経根
症状は診られず。
この状態で、第5腰椎・仙骨左ヘルニア
部位をコルセットで更に開き固定、
施術終了。
[終了後]
施術終了後、姿勢・歩行・症状には
特に問題無く。
症状予防のストレッチを教え終わる。
結 果
明日は会社行き、明後日は幼稚園
の運動会を済ませ来院すると予約
を承る。
しかし、
その日夜突然連絡があり
『劇的に改善したので明日施術を
再度受けたい』 と言う。
[施術A]
来院2日目、一声
『昨夜は泥の様に眠れ、足首に痛み
はあるが随分楽だ』 と言う。
今回は、うつ伏せにもなれ100%の施術
が出来た。
この後午後出勤し、明日運動会に行く
と言う。
[結果]
来院3日目、昨日は会社で4時間ほど
の会議、最後の10分少し痛んだが
事前に教えた対策のストレッチで
乗り越えた。
今日は運動会も無事終了し、少し御酒
が入ってる・・・ヘルニアは何処へ?